特集・安平165乃9 その2 ~安福(岐阜)の思い出~
純粋安福系とも言える安平165乃9ですが、
『安福』とはどんな牛だったのでしょうか?
近年のオス牛には名前に安福が入るものが多いですし、
この機会に勉強の意味で、少し思い起こしてみました。
安福・・・
(安谷土井×安美土井×徳藤土井×茂金波)
安谷土井は安美土井の息子なので、安美土井の近親交配牛です。
田尻系(8代祖にいます)とも言いますし、幸福三系とも言うそうです。
幼名は福美でした。
昭和を代表する名牛で、その子孫は現在の改良を支えております(大きく支えております)。
岐阜の県有牛として活躍し、最近はクローン技術で複製され話題となりましたね。
気性の荒さも、言い伝えられています。
岐阜の農家さんは『気性の荒い安福の子供は、ちゃんと遺伝していて肉質がいい』ともコメントしています。
気性が荒くて安心 というわけです。おもしろいですね
気性の荒さは母『ちずる』譲りだといわれています。
肉質が抜群によく、腿抜けもすばらしいです。
腿抜けがいいとサーロインの信用がグッと高まります。
昨今の枝肉単価では、腿抜けする牛は有利になります。
腿抜けといえば、やっぱり安福です。
安平165乃9の特集は次回で最終回です。
お楽しみに・・・
M先生有難うござます。
2009年2月3日 Categorised in: AGブログ
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