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安平幸の人気を考える、その1 肉質系の牛が求められている

先日このサイトで紹介しました徳重和牛人工授精所の「安平幸」。いますごい人気ですね。この人気の秘密を考えてみました。

平茂勝に始まり、勝忠平、百合茂といった平茂勝後継牛が活躍していましたが、そこへの交配に肉質系の牛、例えば安福久・安糸福・茂重安福といった牛が求められていましたが、その流れできているのではないでしょうか。

安平後継牛はこれまでたくさんいそうで、いなさそうです。
そこで安平後継牛の特徴と入手のしやすさをまとめてみました。

安平照 (安平-照長土井-菊照土井 家畜改良事業団)
安平後継といえばまっさきに浮かぶのが安平照ではないでしょうか。早くにこの世を去ってしまいましたが、いまでも枝肉市場では高い能力を発揮し、素牛市場でも人気があります。本牛の死去にはいろいろなウワサもありますが、いまとなっては入手困難な牛の一頭です。
坂元種畜場からも安平照最後の全兄弟牛、安平照正も登場しています。こちらはAGでも取り扱っています。

北平安(安平-菊照土井-菊安土井 ジェネティクス北海道)
一時期、そう、平茂勝、勝忠平とかが素牛市場の注目で高値だったころ(今でも高値ですね)、増体能力に欠けるとしていろいろ言われていましたが、現場で肉質が割れだしてその能力が高く評価されています。
繁殖農家さんにとっては素牛市場での評判が一番きになるところですが、みなさまの市場ではいかがでしょうか?
ストローは比較的手に入りやすいようです。

安平安(安平-平茂勝-安福165の9)
安平安は2代祖に平茂勝がはいり、安平後継牛のなかでは異色の種雄牛です。鹿児島以外でも枝肉成績がでており、安定していい肉がとれているようです。繁殖農家としては生まれが大きく育てやすいと好評です。初登場以降人気は上昇中で、素牛市場評価もよさそうですが、どうですか?
ストローはAGでも取り扱っていますので、お問い合わせください。

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